時々、こんな質問をされることがあります。
「林道ツーリングのルートはどうやって決めてるの?」
「どうやって林道の記録を残しているの?」
セロー人気からか、最近になって林道デビューされる方が多いようで、そういう方は疑問に思うんでしょうね。
と言うことでここで紹介しておくことにします。
私も特別なことをしているわけじゃ無いんですが、最近増えてきたスマホ派ではなくて、専用のGPSロガー派。
このGPSロガーとして、Garmin eTrex30J , eTrex Touch35J , GPSMap64sの3つ。
データ管理、転送アプリとしてはGarminのBaseCampを使っています。
左のeTrex30Jは長く使ってきて、本体のメモリエラーが発生中。また老眼には小さな画面がちょっとつらくなってきました。なのでほぼ引退状態。
真ん中のeTrex Touch 35Jは画面も大きくて見やすくなっているのですが、林道ツーではタッチ画面はほぼ使えない...(>_<)
スマホ対応グローブでも、指先が汚れたり、手汗をかくと反応しなくなります。
反応したとしてもウエイポイント登録(地点登録)が3アクション以上必要なので、即応性が乏しい。結局はバッグの中でサブマシンとして使うことに。
それで現在のメイン機種はGPSMap64s。
これはやはりメカボタンが独立してあることで、登録などが素早く出来る上、地図の拡大縮小もやりやすい。
また炎天下でも画面が見やすいのがいいです。
ただこれ英語版なので、OSMのカスタム日本語地図を使うようにするのにちょっと苦労しました。
さて、ここからルートの作成に入りますね。
初めての林道を調査する際は、まずPCのGoogle Mapで入口を探します。
マイマップの編集画面だけでは出来ることが多少限られるので、タブ違いでMap本体とマイマップを2つ開いて作業すると便利。
そしてMap画面側でまずは目的地の周辺をチェック。
地図表示だと見つかりにくいコトも多いので、衛星写真を使うといいですね。
そうすると気になるルートが見えてくるんです。
山肌にある林道ルートがどこの舗装路に出そうか、と入口出口の目当てを付けます。
この位置を決めたら、マイマップ側でマーカーを設置。
既に林道ログがある場合でも同じです。
そしてマイマップで入口出口へのルートを作成。
林道の本体は道路と認識せず、線を引けないことが多いのでアプローチのみを作成。
これを繰り返せば、林道部分以外のリエゾンルートが決まります。
その後は、マイマップのExport機能を使って、kmzファイルで書き出し。
このファイルをGarminのアプリであるBaseCampに読み込みます。
私はリエゾンを濃い青、オフを赤にすることが多いですね。
Base Camp上で林道と思われるライン上にフリーハンドで線を書くことが出来るので、想定されるルートを準備しておくと、現地で右か左かどっちへ行くの?で悩んだときの参考になります。
Base Camp側で走行ルートがすべて決まったら、GPSロガー側に転送。
転送しただけだと、ルートはデフォルトで非表示になっているので、ちゃんと表示をONにするのを忘れずに。
ここまで準備したら、GPSロガーをバイクの左手で操作しやすいところに取り付けます。
真ん中のハンドルポーチには、アクションカムの外付けバッテリーやリモコン、ETCを入れているので、その左側に寄り添うようにGarminを取り付け。
画面の角度的にはもっと左に寄せる方が見やすいのですが、オフセットが増えて振動の問題も出るため、できるだけ中央に寄せることを優先してます。
走行中は、基本的に常にログを記録。
動画はオフが始まりそうな地点で早めに撮影開始。
そして林道のアプローチ、オフの開始地点、ビューポイントなどでウエイポイントを作成。併せてコンデジで目印になるような写真を撮ります。
それと私はナビゲーションは使いません。
ルートをあくまでも表示しているだけにしています。というのも現地に行ったら通れなかったり、舗装されていたりと林道ツーは臨機応変に対応が求められます。
なので、その場でルート変更は判断する必要があるので、あくまでも準備したルートは参考としてで使います。
家に帰ってからは、
ログはBaseCamp上で編集し、動画はコンデジで取った画像と、動画に映っている目印などを参考にして、編集を行います。
GPSは自動で時計を合わせますが、コンデジやアクションカムの時計も合わせておくと編集の時に楽になりますよ。
と、ここまで言葉で書いたら結構難しげになっちゃいましたね。
これを読んで分かる人は、既に自分なりにログを取っている方だと思います。
初心者さんはやはりスマホでやる方が楽なのかな~?