昔から便利ツールとしてあった、ワイヤーインジェクター。
主にクラッチケーブルの給油に使うことが多いですね。
より密着させるための2本ネジタイプもあります。
実はこいつらちゃんと使うためにはこつが必要で、うまく潤滑油が入らずに手元のタイコあたりで漏れちゃうことも多い。
スプレー缶ノズルの径と潤滑穴サイズが合わずに、中に潤滑油を入れることさえ出来ないこともありますね。
なので、使えないツールと烙印を押されている今日この頃。
最近評判のツールを試してみました。
「ケーブルルーバー V3」
ネジで上下が繋がっていて、3つのパーツで出来ています。
このそろばん玉がポイントで、ねじりながらケーブルアウターに密着していくんです。
そろばん玉をアウターの所まで入れたら、先にはめたお尻側を寄せて、
上をねじ込んでやると、密着します。
これでセット完了。
左先の穴から潤滑油を入れてやれば普通に入っていきます。
でここで我に返って...
元々私は旧タイプのワイヤーインジェクターで、あまり困ったことが無かったんです。
割と普通に入れることが出来ていたので、ちょっと手間のかかるケーブルルーバーのメリットが今ひとつ感じられず。
確かにノズルの挿入代が長くて、いろんなタイプのスプレー缶ノズルでも対応できそうなのはメリット。
一方でネジの内部空間には潤滑油がたっぷりとたまるので、無駄が多め。
初めて購入される方はケーブルルーバーで、
ワイヤーインジェクターを持っていて、使い方に慣れちゃった方はそのまま使っていいんじゃ無いでしょうか。