たらのブログ

備後エリアでオン、オフバイクに乗っています

今シーズンも残りわずかとなりました。

扇ノ山一周フルコースチャレンジ

YSP福山の一泊四国ツーに引っかけて、四国にお邪魔することの多いこの週末。

コロナのおかげでお店主催のマスツーは自粛となってしまいました。

そこでハマっている但馬エリアへ今シーズン3度目の遠征をすることとしました。

 

4時に自宅を出発し、まずは津山へ。

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1ヶ月前はこの時間でも明るかったのですが、もうすっかり秋の気配。

4連休ですが車は少なめ。意外と快調に進み、時間通りに若桜の道の駅へ。

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到着すると直ぐに、モトクロッサーのような軽い音が。

そうです!

今回は但馬エリアのマイスター、苦楽園4号さんにご一緒していただけるんです!

なにせこんなに但馬にハマったのは、苦楽園4号さんのブログのおかげ。

その上でワタシの予定に合わせて頂けるなんて、感謝感激です m(_ _)m

お天気もいい感じで、今日は楽しくなりそうですね。

 

まずは国道482を上がっていきます。

ここであの因幡林道の入口で一時停止。

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ゲートはあるのですが、昔から気になっていた超有名林道です。

90年代のオフブームの頃から、名声は備後にも届いていました。

お目にかかれて光栄です!

 

そして次の一時停止は、

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ずいぶん昔に落下したキャリアカー。

BENZ190が乗っていたとか、ロードスターが乗っていたとか、いろんな噂がある有名なポイントです。この国道が整備される前は本当に厳しいルートだったらしく、転落事故もあったのですね。

 

いやあ、ワタシが見たかった物をきっちりと押さえて案内頂けるなんて、さすが但馬マイスターの苦楽園4号さんです。

 

そしてもう一つ来たかったところ、熱田集落

今や廃村となり住民はおられませんが、以前住まわれていた住民達が立てた学校跡が今でもしっかりと残っています。

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こちらは最後まで熱田に残られていた田淵徳左衛門さんのご自宅。

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2009頃まで徳左衛門さんは住まわれていたそうで、関西の学生相手に自然学校などの活動をされていたこともあり、ここをご存じの方は多いとか。

 

お風呂もリアル五右衛門ですね。

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人が使わなくなった人工物は妙な怖さを感じることも多いですが、この集落にはなぜかそんな怖さは無く、温かい感じがします。冬場は相当な積雪があるにもかかわらず、朽ちていくスピードも遅く感じます。

いやあ、一日のスタートにふさわしい感動体験でした。

 

是非皆さんにも体験してみて欲しいのですが、気をつける点があります。

熱田集落のアプローチは落ち葉と苔むして、しかも落差のある180度Uターン的な場所もあるので滑りやすいです。

バイクは舗装路コケに注意。4輪普通車だったら...ワタシは行きません(笑)

 

そしてここから本格的に林道ツーへ。

1本目は仏ノ尾林道

アプローチの棚田間の道もワクワクしてきますね。

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そして本線の名物はこのススキ。

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今年は少なめだそうです。その分走りやすかったかも。

 

そして2本目は、稲荷尾林道

ここも藪漕ぎですね~

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でも後半は開けているところが多くなって、この広場の奥には鹿の集団がいました。

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なんと言ってもこの林道のウリは、最後の展望東屋。

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こんな景色は備後には無いなあ、うらやましい。

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しばらくマッタリしたら、そのまま北上して熊波林道へ。

ここはクレバスのような雨裂がくせ者。

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これ、ハマると上げるだけでも大変よね?

 

また以前は無かったという崩落もありましたよ。

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気をつけて谷側を抜ければ大丈夫でした。

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ここから新温泉町へ北上していく途中の道も見所満載でした。

柤大池とか、

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但馬牛がくつろいでいるところも。

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いやあ、苦楽園4号さん、立派にツアコン出来ますよ~

 

そして草太線へ。

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むっちゃフラットですね。このエリアにしては珍しい林道でした。

 

この後新温泉町で給油後に事件発生!

Betaのセルのワンウエイクラッチが空回りしてます (^_^;)

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今時のレーサーはキックも付いていないので、押しがけしかない。

幸いエンジンはかかりましたが、この先不安が残りますね...

 

予定ではこれからお昼をゲットして、次の林道で道端レストランとなる予定ですが、

GSから直ぐ近所の高崎モータースへちょっと寄り道していただきました。

思っていた以上に名車がたくさんあり、もったいないお化けが出てきそう。

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LemanIIかと思っていたバイクはイモラでした。

 

これから曲り坂線へ向かいますが、入口までご案内頂いたところで苦楽園4号さんリタイア宣言。

残念ですが、傷が深くなる前に処置した方がいいですよね。ということで若桜のトランポへ向かわれました。ここまでご案内ありがとうございました!

 

一人になったワタシはそのまま曲り坂線へ。

一部藪漕ぎもありますが、さすがの絶景林道。

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ここから日本海も見ることが出来ました。

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そして別れ際に教えて頂いた、曲り坂線の向かいにあるピストン林道へ。

こちらも絶景。

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ここからワタシにも悪い流れがやってきます。

まず、キャメルバッグから水漏れ (>_<)。

完全に水分が無くなったので、急遽水をゲットしに殿ダムの自販機へ。

そこでお昼にしてそのまま横手線へ入ろうとすると...

GarminGPSが死にました!

まず、地図の表示が死んでしまったので、再起動すると準備していたルートやポイントがすべて表示できず。

これまで新しいGPSを使うときは念のために古い物にも同じ情報を入れて鞄に入れていたのですが、今日から1つで問題ないかと新しいのだけを持って来ていました。

当然地図は持って来ていません。油断するとダメですねえ。

 

仕方ないのでここからは予習の記憶を頼りに横手線へ。

すると、次の仕打ちが。

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まあ、越えられないことは無いですが...

この流れは良くない気がして、撤退します。

 

ここからは抜けた後のルートは頭に入っていたのですが、迂回ルートが思い浮かばなかったので仕方なしに林道はここで打ち止め。

帰宅方向へ向かいつつ、このエリアにアプローチする次のルートの時間確認に目的を変更します。

 

これまで福山→津山→智頭→八頭→若桜と来て約3時間。

山陽道経由で上がるのはどうかと、八頭→智頭→佐用→上郡→備前→福山 のルートで帰ってみます。

その結果、3時間40分。ちょっとかったるいですね。

当面は津山ルートがいいかな。

 

なんだかんだとトラブルがあった一日でしたが、怪我や事故では無かったので笑い話で済ませる範囲でした。

苦楽園4号さんにご案内頂いた午前中が濃密だったので、充実感はありますね。

お忙しい中、御案内ありがとうございました、またご一緒させてください。

 

最後に今回の戦利品。

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ジャンキーズステッカー!
苦楽園4号さん、重ね重ねありがとうございました。