本棚整理で出てきたもう一品。
別冊MOTORCYCLISTの2015年の5月号、つまり最終号です。
もう10年近く前になるんですね。
別冊モーターサイクリストの世間のイメージは、妙なレストア記事をはじめとし、趣味人のおっさんが旧車を弄り回す雑誌というものでしょう。
私自身は決して旧車好きでもなく、レストアが趣味でもないのですが、なぜかこの別冊の雰囲気が好きで、長年愛読してました。逆に本体のモーターサイクリスト誌はほとんど買ったことがないのですよ。
試乗記事にしても、いかにも2輪ジャーナリストですって感じの人が走ってインプレするのではなく、普通のおっさん編集者が普通に乗ってインプレするというのがすごくいい温度感。
またレストア記事の中に出てくる細かな作業や工具、外注先など、自分のメンテ作業においても参考になることが多く、端から端まで熟読してました。
最近の便利なネット社会では、情報はいくらでも手に入ります、その一方で玉石混合の情報から本当に正しく自分に必要なものを、精査しながら参考にする。というのは意外とストレス溜まります。
情報は限られたとしても、常に自分の拠り所となれる、信じられる存在というのがあった時代が懐かしいです。