テネレ700の最大の欠点、リヤブレーキのソフトなストローク感。
オンロードのフレームにアルミピポットガセットを追加し、そこにペダルをセットしたことで、いびつなペダル形状になってしまったことが主要因だと思います。
レイアウト的にはペダルで対策するのは難しそう。なのでリヤマスターサイズアップで対策しようと純正部品をありつつ、Euro5対応の時に対策してくるか?と待っていました。が... 2022型では変わらずでした。
海外のフォーラムでも話題になっていたので、いつかは何か出るだろうと思っていたら、なんとCAMELより対策ペダルが発売になりました!
早速入手して組み替えていきます。
まずはオリジナル。
縦方向の厚みが少なく、左のピポットから一度大きく上に上がって、そこから下がる形状。このオフセットで大きな上下ストロークでも当たらないように逃げています。
しかも左右方向にもぐーんとオフセット。
いかにも剛性低そう。
このペダルは、アルミのフレームガセットの内側に取り付け。
ブレーキスイッチがこのガセットの裏に隠れているので、保護にはなりますけど、ランプ調整の時には結構手間がかかります。
結局この後、調整のために2回組んだりバラしたりをやる羽目になりました~
ペダルのピポットグリスアップなどの定期メンテをするにも面倒な構造ですね。
ガセットとペダルはこの単位で取り出せます。
ではCamelのペダルと比べてみましょう。
厚みが倍、オフセットもやや小さくなってます。
取り付けて見ると、より明確にストレートですね。
ペダル踏面が後ろになっているので、剛性を上げつつ、レバー比を下げた。
そしてストロークを落として踏力依存型に変えてきたと思われます。
左右方向のオフセットも小さくなってます。
実際のフィーリングは確かにしっかりとしてきました。
オンロードでは全く問題なし。
オフロードのABSオンの時、ペダルが当たるまで踏んでしまうかも?
そしてABSオフの時にコントロールが敏感になるかもしれない。
という感じ。
このあたりは可倒式では無くなったペダル踏面と併せて、実際にオフを走って確認してみます。
これでテネレ700の気になっていたところは一通り対策済。
あとはあちこちお邪魔するだけです!