40代の最後に何かチャレンジしようと、年初に参加を決めたサマーフェスタ5H耐久。
ついにこの日が来ました。
YSP福山より、RMZ250の1号機とセロー225の2号機で参加。私は2号機にてっしー、Kくんと乗り込みます。
1号機はオーナーのかけぇくんがスタートライダー。
ちょっと緊張気味かな。監督たむちゃんは笑ってますが。
2号機のスタートライダーは頼れるてっしー。
朝方の大雨で、水たまりならぬ池と化した部分も有り、先行き不安もありますが、
セローは頼もしく進んでいきます。
1号機は元RMZオーナーの名手SHIN54さんがいきなりコース上でストップ。
1号機ライダー兼メカのしばぴーが駆けつけます。
ガス欠かと思いきや、どうもそうでは無く、エンストする変な症状。とりあえずアイドル上げることで対処できたので、そのまま継続。
朝9:20にスタートし、午前中の雨が降り続く間はでコンディション変化は無く、淡々と走れたのですが....
2H経過した頃から地獄が始まります。
雨がやみ、赤土が乾き始めるとマシンが掻き上げた土がいい具合に練り練りされ、むちゃくちゃにまとわりついてきます。こうなるとモトクロスコースの登りがセローといえども超難関に。結局2号機ライダーは3人ともココで1度は引っかかりました。
また、チェーンやブレーキ周りに土がまとわりつき、走らない、止まらない。
1度足をつくと、ブーツについた土が重くて、ステップに戻せない!
いやあ、こりゃダメかと思いながらもみんな頑張ってピットへ帰ってきます。
ところが...
1号機が帰ってこない!かけぇくんの姿が見えない!
ライダーはみんな偵察に行く元気も出ない状態なので、見学に来ていたK田くんが探索に行き、見つけてくれました。
なんとフープスのコース脇で完全にぐったり座り込んでいます。
聞けば手前の右コーナーで大コケし、それまでの転倒ダメージと併せて完全に心が折れたとのこと。
熱中症じゃ無くて一安心だったのですが、バイクを何とかピットへ戻さねばなりません。
そこで交代ライダーしばぴーが現地へ救援に。
これで何とかリタイヤにならずに済みましたが、ここで1Hほどロスした1号機でした。
K田くん、しばぴーご苦労様。
3H過ぎると、2号機がクラス3位にいることが判明。
ちょっとやる気が出てきますよ。
でもこんなとき2号機にもトラブル発生。
Kくんが転けたときに右スイッチボックス破損。セローの最大の武器であるセルスイッチが使用不能に。
そこで監督たむちゃんの応急処置。
このおかげで最後まで走り切れました。たとえエンストしなくてもセルが使えるという安心感がバイクを前に進めてくれますからね。
そうこうしているうちに後半はちょっとずつドライになり始め走りやすくなってきました。
ゴール間近の4.5H経過時点では2号機がクラス2位に上がってきた。
でも既にセローは
フロント、リヤブレーキは効かず、
ギヤは入らず、
クラッチはホルダーが馬鹿になりくるくる回る、
スプロケが土を噛んで時々止まる
の満身創痍
でも1,2号機共に完走! 皆さんお疲れ様でした。
そしてなんと、2号機はクラス2位となり表彰台に上がることに!
表彰式の頃には天気も回復し、最高のエンディングとなりました。
次の日、頑張ってくれたセローのリヤブレーキを見てみると
完全にパッドが終わってます。
レース前に新品に替えてますが、1レースで完全に終わりました。トリップでは95kmほどの走行ですが、過酷な環境だったことを物語ってますね。
こりゃ来年も出たくなりますね~