バイクにリチウムバッテリーを使って7年目。
まだ不安を感じる方とかおられるでしょうが、そんな方々の参考になればと情報をまとめてみました。
まずワタシがリチウムしかもSHORAIにした理由は、お世話になっているYSP福山のたむちゃんが先に導入していて、結構使えると聞いたことがきっかけ。
その数ヶ月遅れくらいでWRに導入したのが最初です。
それまでは純正鉛バッテリー+バッテリーキーパー使用者でした。
これはこれでノートラブルだったのですが、やはり寿命は来ます。
セルは楽に回るけど、走っているときに調子が悪いという微妙な死に方をするんです。
R1だと走行中にかなり調子が悪くなったりするので、昔から鉛バッテリーは調子が良くても4年ごとに交換するようにしていました。
WRに入れた2014年頃は、リチウムポリマー系が玉石混合の時代を経て品質が落ち着いてきた頃だったと思います。最近は純正でも一部採用が進んでますね。
・リチウムってトラブル起きないの?
今のところWRは5年使ってノートラブル。
Tracerは、前のDuke690Rからの引き継ぎで6年使用中ですが、ノートラブル。
R1は'06で4年使っていましたが、これもノートラブル。
1ヶ月くらいエンジンをかけていないときでも全く問題なくセルが回ります。
・朝儀式が必要なの?
寒いときには儀式が必要と言われるリチウムですが、瀬戸内のガレージ保管であれば真冬でも儀式無しで一発始動可能。あのDukeのビッグボアシングルでも一発始動でした。
ただ、市内でもちょっと奥の方で屋外駐車だと儀式が必要だそうですよ。
バッテリー自体が氷点下になるあたりが境目の様子。それでもIG ONにしてしばらく放置しておくだけで問題なくセルは回るそうです。
・充電は必要ないの?
リチウムは充電効率が高いらしく、実質5分も走ればほぼ満充電相当になるらしい。
なので充電しても割と直ぐ(数分~10分ほど)に終わってしまいます。
もちろん充電器は専用品が必要で、バッテリーターミナルの間にメンテ用コネクタがあるので、ここに接続します。
この充電器は充電と保持充電の両方が出来ますが、保持充電は使ったことがありません。1ヶ月ほどの放置では放電して困るようなコトが生じないので。
あと、セル間の電圧調整のメンテが行えるため、たまには充電器につなぐのがいいらしいです。
・バイクとの相性は?
ワタシはこれまでYAMAHA車とKTMにしか使ったことありませんが、特に悩んだ経験はありません。並行輸入品でトラブルに遭った人が身の回りにもいますが、バッテリー本体の問題、相性というよりはバイク側の問題が多いかも。
これはきっと普段から電装系のメンテをしっかりして発電機や接点回りのトラブルを事前に防ぐことが出来ていればいいだけじゃ無いかと思います。旧車とかで使われるときにはしっかりとベースの調子を整えないと...
ただ唯一気になっていたのが、'15以降のR1との相性問題。
クロスプレーン現行型R1になって、6軸センサーとの関係でリチウムは使えないとか噂がありますよね。
取り付けの構造を観たところ、センサーはラバーマウント。その直ぐ上にバッテリーがあります。
バッテリーが振れてもセンサーと当たらないこと。
そしてバッテリー自身は車体にしっかりと固定すること。
これを徹底すればメカ的な問題はなさそうです。
電圧の違いが制御系への影響を与えるか?と思っていましたが、今のところ何の問題も生じていません。
別の不具合でこれまでR1が本調子では無かった可能性があるので、こちらは今シーズン通してしっかりとチェックしてみます。
こんな感じでSHORAIバッテリーにはお世話になっています。
他社の製品でも最近の物であれば問題なく使える物が多いと思いますが、並行輸入品や格安品は人柱覚悟でチャレンジしてくださいね!