5月連休直前にお休みが取れたので、WRで近場の林道へ行ってきました。
今回は半日コースなので主に偵察目的で本数を絞っていきます。
まずは一気に432号で北上して、道の駅リストアステーションへ。
ここは広島県で最初に道の駅としてオープンしたそうです。
今時の巨大な道の駅とは違いこじんまりしていますが、ホッとする感じがいいですね。
本日最初の林道は、ここからちょっと北上した所にある、辻ヶ丸山林道。
この林道、アプローチ途中の集落までもオフ部分が多くて、道なりに走っているとうっかり民家の庭に入ってしまいます。
今日は2回も「こんにちは~」してしまいました...m(_ _)m
なんとか入口まで来たら、雨上がりのヌタり具合を気にしながら林道イン!
この入口も、民家の裏って感じです。
昨日が結構な大雨だったので、林道内もお湿りたっぷり。
このあたり特有の山の中感満載で、落ち葉が深く積もり、泥と合わさった独特のヌタ。雨上がりと言うこともあり結構滑ります。
知らないうちに分岐が増えていて、何回かうろうろしましたが、当初の目的と違うルートで無事に北出口へ。
こちらにはイノシシよけの開けたら閉めてねゲートがありました。
北側へ抜けられたので、ここからもっと北上していきます。
2本目は掛田線。
ここは本当に民家の軒先から入ります。
しずか~に通りましょうね。この先にイノシシよけのゲートがあります。
この林道は本来北へ抜けられたはずなのですが、そのルートがどうしても見つからず。
結局、ぐるっと回ってちょっと東側に出てくる形になりました。
どうも途中に3つあるため池の管理道路になっちゃったようです。
東側の出口にもイノシシゲートが。
こちらも出たら直ぐが民家の裏なので、おとなしく出て行きましたよ。
本来は北へ抜けてもう一本走る予定でしたが、余りに違う場所に出てきたので予定変更。三和エリアまで戻って、調査したかったエリアへ行くことにしました。
途中、再びリストアステーションへ寄ってトイレ休憩&お土産ゲット。
バイクに戻ると、お花がWRに引っかかってましたよ。
茎とか無く、花だけってのは珍しい、何かいいことあるのかな~
さて行きたかったところとは、藤尾集落跡です。
もともと廃道とか廃線跡とかには興味を示さない人だったのですが、但馬や四国の林道の途中で出合った廃集落を見ているうちに、ちょっと興味が出てきました。
地元を探してみると、いつも近場ツーで通る新重山林道の西側に結構有名な集落跡があるらしいことが分かり、いつか行ってみたいと思っていました。
ただ、近いと逆に行く機会って無いもので...
これはいい機会だと思い切ることとしました。
この藤尾集落、戦後頃までは大規模集落だったそうですが、今では完全に廃村となっています。
県道から伸びるアプローチ路も、舗装はされていますがオフ車じゃないと行く気にならないレベル。集落跡への入口も気をつけていないと見落としちゃいます。
まずは中心部と思われるエリアへ。
役場とか郵便局があった周辺には、割と綺麗な建物が。
瓦とかずいぶんと綺麗なので、ここは手入れされているのかもしれません。
周辺には潰れた家屋がいくつか雑木に紛れています。
その先には地域の方が、八幡さんと荒神さんをまとめて奉ったところが。
こちらは綺麗にしたばかりのようで、新しい石碑が出来ています。
ここを維持するために時々麓から軽四が通ってくるんですよ。
ここからちょっとオフを走った先にあるのが、藤尾八幡神社跡。
最後の住民の方々も、ここまで来るのが大変なので、先の場所へ移設したそうです。
そしてこちらが藤尾小学校跡。
平成12年に閉校したそうですから、もう30年このままなのですね。
最後は集落入口の商店跡。
ここは県道との分かれで、数年前はまだ老夫婦が営業されていたような記憶があるのですが、建物も朽ちはてようとしています。
藤尾は但馬の熱田集落と違い建物が多く残っていますが、朽ちていくスピードがずいぶんと速い気がします。人のエネルギーが抜けきったのでしょうか。
今回ショート林道+廃村探訪とこれまで余りやったことがないパターンでした。
時間が無いときはこういうのもイイですね。