たらのブログ

備後エリアでオン、オフバイクに乗っています

暖かい2024年の幕開けです!

テネレ700林道デビュー!

昨年末に納車し、淡々とオフ準備を進めてきたテネレ700

ついに泥まみれにする日がやってきました。

 

まずは泥遊び先を選定せねばなりません。

ここ2年ほど但馬に浮気していましたが、そろそろ本妻である四国に顔を出しておかないと、忘れ去られてしまうかも...

また四国には昔林道再訪問シリーズで残っている、四万十エリアと言う強敵がいます。

ここはアプローチだけで300kmレベルですが、WRで行くのはさすがにしんどい。

これこそ遠征用テネレの出番!

幸いに比較的フラット?な林道を選択可能なので、対象を絞って出陣です。

 

いつものように夜明け前にスタートして、瀬戸大橋経由で四国へ。

この時期だと豊浜SAで明るくなる位です。

朝は結構寒かったですが、お腹には風が当たらないので楽ちん~。

 

そして高知を通り越すと、水平線から太陽が出てきました。

このまま朝日を浴びながら、四万十市まで一気に。

 

この交差点から右へ曲がるのが、あの酷道439号です。

ここが起点なのですよ。

 

テネレはほぼ290km走って給油。ギリリザーブ手前くらいでした。

ここでちょいやらかし。

給油口のオートストップがかからず、ちょろっと溢れさせてしまいました。

満タンになるのも早かったし、普通のセルフよりもこの店は流量が多いのか??

 

気を取り直して、439を北上して本日1本目の林道へと向かいます。

そしてテネレ700の林道デビューに選んだのは、ここ藤の川林道です!

林道は走り慣れているつもりとはいえ、初めてのビッグオフ。そして新車。

さすがのワタシも「ゆっくり」、「確実な操作」を意識して林道インです。

路面は序盤はこんな感じ。

締まった土系で走りやすい。これなら肩慣らしにもピッタリ。

 

峠まで登ったら、下りは掃地山林道と名前を変えて延々と続きます。

こちらはややガレ部もあり、気を遣いながら走行。

途中伐採後で眺望が開けてました。

この森林から四万十の清流が生まれるのです。

 

お尻を流すつもりはないので、ABSはオンのまま。それで特に不都合はありません。

ギヤは2~3速のみで、回転数は3000rpmまでで十分に登っていきます。

 

林道の出口には、林道名となった藤の川川が。

四万十の支流なので、これも清流の一部として流れて行くのですね。

 

肩慣らしが終わったので、2本目に向かいます。

途中、梼原町隈研吾さんの建築とか、木製の橋とかを観てこようかなと思っていたのですが、妙に観光地化されて綺麗な街並み化。

泥まみれの格好で入るのは気が引けたので、そのまま街を抜け地芳峠方面へ。

 

そして数年前に崩落により通れなかった、根ぶき谷線に。

事前にルートを考えているときに、Google Mapで崩落跡が補修されていることに気がついたので再アタックです。

これならばと、今回は北からアプローチすると...

ありゃりゃ~

また新たな崩落なのか、舗装工事なのか。

南の入口を確認しても同じ看板がありました。

なかなか根ぶき谷線とは相性が合いませんね。

 

県道304号をそのまま西へ進み、本日最後の中の川井桑線に向かいます。

このあたりは四国カルストに近く、新緑がピカピカしてますね。

 

こちらの林道はアプローチ路もアップダウンがそれなりにあります。

180度回り混んだコーナーもあるので、とにかく集中!

 

路面はややガレもありましたが、基本フラットでした。

下りの速度コントロールでリヤブレーキを使いますが、ペダルストロークが大きいのと剛性感がないので今一つ扱いづらい。元々懸念していたことが顕在化した感じです。

ロックはしないので踏み込んじゃえばいいのですが、それにしてもこのストロークの大きさは...リヤマスターサイズ換えてみようかな。

 

一方でフロントブレーキは下りでも信頼できる。

オンロードよりもオフロードの方が制動距離が短いんじゃないかと思えるくらいに扱いやすいです。

 

この林道を出ると、韮ヶ峠に出ます。

この先に写っているのは、

坂本龍馬のパネルです。(銅像じゃありません。パネルです。)

龍馬が脱藩したときに使ったルートを残しているようで、林道にもあちこちに脱藩ルートの表示があります。

獣道~シングルトラックレベルなので、歩きじゃないと厳しいでしょう。龍馬好きの方、歩く準備をしてチャレンジしては?

 

それにしても東隣の地芳峠側と比べて、韮ヶ峠の寂しいこと。

アプローチ路がもうちょっと走りやすければ違うんでしょうけど。

 

これで今回目的としていたルートは完了。このまま人里へ降ります。

結局3本の走行で終わりましたが、距離がそれなりにあるルートなので十分に楽しめました。

テネレ700もなんとなく膝の中で遊ばせることが出来るようになって来た感じ。

WRとは違う手の内感が得られ始めたかな。

 

改めてテネレ700を見ると、意外と汚れは少なめ。

四国の石灰岩ベースの白い汚れが多い中でも、土がやや多かった感じです。

 

今回は総走行距離が730kmで2回給油。内400kmが高速。

ダッシュしても余裕だし、家に帰ったときの疲労感がWRとは全然違います。

こういう所がビッグオフの良さですね。

 

さて2台ともきっちり整備してやろう。