今日はちょっとした小ネタです。
テネレ700は開け始めのドン付きが激しくて乗りにくい。
と言われているようですね。
それなりの排気量があるツインですから、余り滑らかすぎるのも面白くない。
でもこれが原因で林道でエンストしやすいなんてことにも繋がるようです。
ワタシの場合、Duke690RのLC4とか、XT660Xとか、古い設計のインジェクションシングルを乗っていた関係で、ドン付きの許容ラインがずいぶんと高いみたい (^^;)
そのおかげか少なくともテネレ700でドン付きが気になったことはありません。
幸いに林道でのエンストも未経験。
これには低中速のつながりを求めてPowerBoxのエキパイを付けていることも関係しているでしょう。
そこで小ネタとして、ドン付き対策に一提案。
どうしても気になる方、一度スロットルワイヤーの遊びに注目してみてください。
テネレ700の場合、左側が引っ張り側、右側が戻し側です。
左側にちょっと緩みがあるのが分かりますかね?
この緩み分がスロットルのガタになります。
スロットルのガタが無くなるまで開いた状態がこちら。
先ほど緩み勝手だった左側が、ピンッと張っています。
ここから実際にスロットルバルブが開いて、エンジン回転が上がっていくわけです。
ここのガタ=遊びは好みがありますが、ガタが大きいとスロットルオフからオンまでのスロットル開度がどうしても大きくなります。
その際に、ちょっと開けて、”あれ、回転が上がらない!”と思ったら、もっと乱暴にがっと開けていきなりドン!となるケースが意外とあります。
一般的に緩い方がグリップ操作に即座に反応しなくて穏やか。ピンと張ると敏感になる。と思われがちですよね。実際には必ずしもそうとは言えません。緩いが故に開け方が大きくなって敏感になったように感じる。ということもあります。
なのでここをある程度殺しておくと、開けた分だけ回転が上がるというコントロールがやりやすくなりますよ。
ただし、ガタを少なくするとハンドルを強く握りすぎる人は、路面の凸凹などでも無意識にスロットル開け閉めをしてしまいます。
その辺含めて自分のいい具合を見つけてみてください!