たらのブログ

備後エリアでオン、オフバイクに乗っています

暖かい2024年の幕開けです!

GEOSYS使用感

手に入れたばかりのOGK KABUTO GEOSYS

今回の若狭遠征で初めて本格的に使ってみました。

使用条件は、

高速、一般道、林道含めて700km。

気温は朝が20℃、昼間は32℃で比較的湿度が高く、かなり蒸し暑い感じ。

事前にシールドと、帽体全面にガラコBRAVEでコーティング。

 

ワタシの色はメタリックブラックの単色。

ARAIやSHOEIのような塗膜の厚さを感じるモノではありませんが、十分綺麗です。

 

早速暗いうちから走行スタート。

まず、ひずみが無く視野の広いシールドがいいですね。

特に左右の視界の広さが安心感を増します。純正装着のクリアシールドも見事なまでにクリア。

全開したときの開口面積も広い。

またシールドはちょい開けが出来るのがいいです。

林道走行時は、ノーズシャッターオープン+シールドちょい開けで走るのですが、HORNETは一番開度を小さくしてもそれなりに開いてしまい、ちょっと視界がゆがみます。GEOSYSは微少開度が出来るので、問題なし!

これって昔のヘルメットは普通に出来てたんですよね。シールドが固定できないと安全上の問題があるらしく、見かけなくなった機能です。復活していてうれしい!

 

中からの視界は、上はバイザーを一番下にしているので、その先端が見えるくらい。

見えているのはバイザーで、帽体の縁は見えません。


そして下の視界が広いんです。これはノーズ部分がHORNETに比べてとがっていない、ストレート形状に近いからでしょう。

ブレスガードを付けていてもこれくらい。

※実際に被ったときにはもっと視界に入りません。

 

別売りのPinlockフォグシールドが手に入れられていないので、無しで走りましたが、朝の20℃程度の外気温だと、締め切ったシールド内で下半分が曇ります。

これは早いところPinlockが欲しい!

 

被り心地についてはOGKは初めてなのですが、各社全く違います。

ワタシの頭でそれぞれで一番サポートが強い、当たりの強いところはこんな感じ。

ARAIはやはり前頭部、こめかみ当たりが強く当たってくる。ワタシの場合これが頭痛につながっちゃうんです。各サイズの内装組み合わせを工夫して、なんとか対策してました。

 

SHOEIは全体を包んでくれる感じの中、頬から下をぐるっと固定する感じ。被るときに入口が狭い感じがしますね。L寸の純正内装で特に問題なし。

 

それに対して、OGKは後頭部周辺が捕まれる感じ。特に入口はするっと入ります。

もう少し深くかぶれたら落ち着きそうなのですが、左耳の下部が微妙に押されてちょっと痛い。右は大丈夫なのでちょっと対策を考えたいな。

逆に頬周りは余裕が有り緩いので、丈が短いのか?と思うくらい。

基本的な被り心地は優しい感じで、一日使ってもOKタイプだと思います。

 

あと一つ、アレ?と思ったのが、ノーズシャッター。

上の小さいのがシールド面への風導入。

下の大きいのが口元への道風。

この大きい方に、ヘルメットを持つときにちょくちょく手が当たって、知らないうちに開けたり閉めたりしてました。

 

空力が良いらしいので期待していたら、確かに高速で大きく振られるようなことはありません。細かくチェックすると、頭が直進から±15度くらいの間で、空力による取られがでます。これはHORNETより明らかに出ますね。そこを越えると力を感じなくなるので、気にするほどの差ではありませんでした。

 

一方風切り音は両耳周辺にそれなりに聞こえます。HORNETよりわかりやすいレベル。

ワタシのテネレ700はショートスクリーン化していて、スクリーン上の風がメットに直接当たります。姿勢を低くしてスクリーンに入ったらほぼ無音になりますよ。

 

あと、トンネルの中で大型車が大量に走っているときのタイヤのパターンノイズ。これがメットの中で反響します。ちょっとびっくりするくらい。これは帽体が共振してるのかな?いつか確認実験してみます。

 

初のOGKでしたが、期待以上に使えそうな一品です。今年の夏はこの子と走ることにしましす。

 

ところで、ヘルメットもシールドも入手性が悪い状態が相変わらず続いていますね。

早く落ち着いてくれるといいのですが。