先日の新型MT-09に引き続いて、MT-10を試乗してきました。
MT-10は逆車になるかと思っていたら、国内仕様が発売されることになったので、お世話になっているYSP福山にも試乗車が準備されたんですよ~
試乗車として用意されているのは、電子制御サス付きのSP。
オーリンスがまぶしいです
次は顔つき。
特徴的な顔と思っていましたが、屋外で見ると違和感ないですね。
思ったよりも顔が小さいです。
ローライトは左側だけ点灯するタイプ。
お尻は旧型MT-09タイプですね。ダウンフェンダーでは無いです。
次はコックピット。
タンクは横方向のボリュームがかなりあります。ハンドルは思ったよりも遠目で、いい感じの前傾になります。
MTシリーズの中では一番前傾するくらい。
足つきはシートの横幅が広いので、ちょっと困る人もいるでしょう。
さて乗ってみましょう。
MT-09の新型が印象良かったので、それほどでも無いかなと思っていたら、さすがに値段だけのことはあります。
エンジンはR1の物とは言いますが、4割は別部品になっているそうで、フィーリングも結構違います。
クロスプレーン感が薄れた感じですが、低速トルクも粘りもあるので扱いやすさが光るエンジン。
モード切替でBモードなら使い切れちゃうかも?と思える感じ。Aモードは開け始めのピックアップが敏感になるので、街中では使いにくいかな。
オートシフターも付いていますが、シフトショックが大きめ。R1に比べてMT-09も大きめだったのですが、もしかしたらミッションの慣らしが終わったらフィーリングは改善するかもしれません。
ブレーキはMT-09よりもしっかりと安心して効かせることが出来ます。サスのストローク感も良くて、ABSが効くまでしっかりと握れます。これはサーキットで試してみたい。
サスはリヤサスよりもフロントサスがよく仕事をしている感じ。R1M以上に制御が介入しているようで、ちょっとしたことで小細工してきます。
フロントサスと言えば極低速でフロントの舵角方向の粘りがスゴくて、びっくりするくらいでした。これはBSタイヤの影響かもしれませんが、同じS20を履いたMT-09では感じなかったのですよ。
キャスター、トレールもR1と同じなので、そんなに変わるとは思えないのですが...
計測まではしていませんが、何となく同じ銘柄の同じサイズでもフロントタイヤのハイトが高そうに見えたので、やはりタイヤなのかも。
このあたりは制御無しの裸のMT-10に乗って判断してみたいな。
あと気がついたこと。
ステップが下後ろ方向へ動いたためか、左側はブーツがスイングアームに当たります。
ちゃんとプロテクターが付いているというのがありがたいですが、ちょっと注意。
ネイキッドでは無くやはりストリートファイター的なキャラクター。
ヨーロッパのライバルをターゲットにした作り。
MT-09で感じるちょっとした安普請なところがちゃんと出来ているのは、お値段だけのことはあります。
ただ、新型MT-09がかなり良かったので、購入価格含めて善し悪しを判断すると悩んじゃいますね~
1台しか無くて、大事に乗るならMT-10、遊びまくるならMT-09ってところかな。