ちまたで噂のYAMAHA 3輪車第2弾であり、本命とも言うべき NIKEN
YSP福山に試乗車としてやってきました
現車はやはりボリューム感満載です。
コクピットは物入れなど無く、サスの可動スペースカバーが張り出してますね。
スクリーンも控えめです。
フロントサスは可動部が多くて、定期的なグリスアップは欠かせないそう。
その辺りが販売店を限定している理由の一つなのかな。
フロントタイヤは15inch。T-MAXなどと同じサイズ。
専用だと高そうですもんね。
T社のハブナット流用なのか
フロントフェンダー取り付けBRKTも立派すぎ
後ろ半分はMT-09と同じかと思ったら、すべて新作でした。
フレームは完全に別物。
スイングアームも大幅変更し、ピポットシャフトの径もアップしてます。
下の方にセンタースタンド?と思われる物がありますが、
ここまでして後ろ回りに手を入れる理由は乗ってからわかりました。
さて試乗と行きましょう。
まずは取り回しチェック。
・・・意外と普通です。ハイグリップタイヤを履いたネイキッドと大差ない感じ。
見た目にビビる気持ちはありますが、慣れでしょう
足つきは悪いと言われていますが、結構いいですよ。
片側に傾けて足を着くのはちょっと怖い感じなので、両足を着きたくなるのですが、問題なく届きます。
早速走ってみると、左右の動きは全く違和感なし。
イン側に縁石があると内輪差でこすりそうで最初は戸惑いますが、
きつめのブレーキングで侵入しても破綻しませんね。これはLMWのメリット絶大です
ステア方向のフリクションが大きそうで、レスポンス悪いのかな?と思いましたが、
意外なほど問題ありません。
でもメンテをサボると一気にフィーリング悪くなりそう。
全体的にツーリングに楽ちんなバイクという感じです。
MT-09のエンジンも腰下と制御は新設しているそうで、キャラに合ってます。
クラッチが軽すぎるのが、重厚感のある走りとちょっとアンマッチかな~
あと気になったこととしては、
フロントの重量が大きいため、どうしてもピッチング挙動が前中心になり、後ろが上下します。
そうなるとリヤタイヤが路面から離れてしまうことが路面によっては顕著に出ます。
ちょっとアクセル開け気味で、荒れた路面を走ると、明らかにリヤが浮くという感じ。
こんな感じでフロントに対して従来タイプのスイングアームでは役不足なのかも。
剛性アップなどで頑張っていますが、もう一皮むけると面白い物になりそう。
さあ、世間はどう評価しますかね。
50台ほど既に受注があるそうですが、お値段もそれなりにしますし、50代に偏っているとのこと。
YAMAHAさんの頑張りに期待しましょう